断熱材かんたん商品選定
快適な住環境づくりや建物の耐久性を高めるためには、適切な断熱材を使うことが大切です。
グラスウール、ロックウール、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム、フェノールフォーム、など、
さまざまな種類がある断熱材の比較ポイントをご紹介します。
断熱材の役割とは?
- 冬は暖かく、夏は涼しく、快適な環境を作る
- 冷暖房の効率を上げて、光熱費のコストを削減する
- 寒暖差から建物を守り、耐久性を高める
断熱材の種類
断熱材は、素材の違いにより大きく5つの種類に分けられます。
- グラスウールなど最もポピュラーな「無機繊維系」
- 断熱性能の高い「発泡プラスチック系」
- 安全なポリエステル製の「有機繊維系」
- 調湿効果のある「木質繊維系」
- 自然由来原料の「天然素材系」
商品により違いはありますが、種類ごとの主な特徴をご紹介します。
無機繊維系 | 発泡プラスチック系 | 有機繊維系 | 木質繊維系 | 天然素材系 | |
---|---|---|---|---|---|
主原料 | ガラスや岩石など無機物の繊維 | 発泡させたプラスチック系素材 | ポリエステル繊維 | 木材や植物の繊維 | 羊毛など自然に由来する素材 |
〇メリット | 火に強い 防音性・吸音性が高い 比較的安価 |
軽量で施工性が良い 断熱性能が高い 商品の種類が多い |
ホルムアルデヒドの発生なし 虫の食害・腐敗に強い |
調湿効果がある リサイクルがしやすい |
調湿効果がある 防虫効果がある |
△デメリット | 湿気に弱く防湿処理が必要 直接触れるとチクチクする |
生産時の環境負荷が高い 熱に弱い (※) 燃焼時に有毒なガスが発生する (※) ※商品による |
価格が高い | 施工の専門性が高い 価格が高い |
価格が高い |
主な商品 |
|
|
|
さまざまな種類がありますが、価格や施工性の良さから、無機繊維系と発泡プラスチック系が断熱材の主流です。
アウンワークスでは、主流の2種類に加えて、安全性の高い 有機繊維系 を取り扱っています。
無機繊維系断熱材
1-グラスウール
- リサイクルガラスが主原料
- 住宅用や建築用など、用途に合わせた商品の種類が豊富
関連特集はこちら
2-ロックウール
- 耐熱性にすぐれた高炉スラグや鉱石が主原料
- 保温、吸音性能が高くビル、工場、住宅など幅広い用途
発泡プラスチック系断熱材
1-押出法ポリスチレンフォーム
- ポリスチレンに難燃剤、発泡剤を加えて押出成形した断熱材
- ホルムアルデヒドを発散せず、建築基準法上の使用制限がない
関連特集はこちら
2-硬質ウレタンフォーム
- ウレタン樹脂を発泡させた断熱材
- 板状のほかに、現場発泡の商品もある
3-フェノールフォーム
- フェノール樹脂を発泡させた断熱材
- 断熱材区分最高ランクの高い断熱性能
関連特集はこちら
有機繊維系断熱材
1-ポリエステル断熱材
- 飲料ボトルなどと同じ、安全なポリエステル100%
- 燃焼時に有毒ガスが発生せず、水と炭酸ガスに分解